【派遣体験談】超重い荷物のデバンニングをした倉庫での日雇い派遣体験。重労働でキツイと思ったが、そこは天国のような職場環境だった。

派遣先の待遇というのはほんとに様々で天国のように良いところもあれば、地獄のように悪いところもあります。

中々派遣という形態で働いていると、良い職場はベテランなどですぐに埋まってしまうことが多く、ベテランでない方は環境が悪い職場で働くことが多くなってしまいます。

個人的にはどちらかというと環境の悪い職場で働くことが多かったですが、中にはまだ誰も目がつけてない良い職場も当然ありました。

そのような職場はいくつかあるのですが、今回は派遣の中でも不人気とされている、倉庫系でよかった場所での体験になります。ここは個人的にかなり気に入っていた場所で何回も通っていたところでした。

仕事は重労働

仕事に関しては正直なところ”重労働”がメインでした。この仕事はトラックに詰め込まれた、1つあたりの重さが約25Kg~50Kgのドラム缶及び紙袋をパレットに置くという、”デバンニング”を行います。

大体1台のトラックに250~1000個の荷物詰め込まれており、2人でトラックから荷物を出しパレットに置くという作業を永遠と繰り返します。

重労働の仕事で正直キツイ時もありますが、特に時間制限があるわけでもなく、またトラックも一台だけなので気楽に出来るのが自分的には良かったです。

夏場には熱中症対策として、スポーツドリンクをくれたり、また扇風機をかけてくれるなど社員の方も派遣のことを気遣ってくれるため非常に働きやすい環境でした。

休憩をこまめに出来る

仕事が重労働でトラック1台分だけこなせばいいとはいえ、時には25Kgの紙袋を1000個運んだり、50Kgのドラム缶を500個近く運んだりするときもあります。

日によってはキツイ時もありますが、それでも何回もこの現場に通っていたのは理由がありました。

その理由が「休憩をこまめに出来る」ということです。この現場は倉庫系の派遣の中では珍しく、自分の仕事が終わったらあとは休んでいていいという現場です。

中にはお昼休憩以外の時間で働いていなかった時間は給料が出ないというところもありますが、この会社は大手の子会社ということもあってか、いくら休憩してもお金をきちんと支払ってくれるとこでした。

早く終われば休んでいいというのは、仕事のモチベーションを保つのには非常に有効で早く終わらせてやろうという気持ちになり、常に前向きで仕事が出来ました。

派遣というと、中々仕事のモチベーションを保つのは難しいのですが、この現場では仕事をこなせばこなすほど休むことが出来るというのがあって、重労働でも通い続けることが出来ました。

さらに早く帰ることも可能

こちらが通い続けた最大の理由になります。早くこなせばこなすほど、休憩をくれるのがこの現場だったのですが、中には早く帰してくれる日もありました。

早く帰してくれるといっても、定時から1時間前にあがれるというだけなのですが、当然のことのように定時まで働いていたということにしてくれるため、給料も1日働いたのと同じように支払ってくれました。

早く仕事をすればするほど、帰ることができる。まさに理想の職場ですよね。

社員が派遣社員のことを考えてくれている

「社員が派遣社員のことを考えていくれている」これが、この現場の働きやすさにつながっていた最大の理由だと思います。

仕事で良い環境を作る上で最も大切なのは、立場や年齢や性別に関係なく互いを思いやることでしょう。その現場で働いてる人が常に相手のことを考え、動いていくことが非常に重要だと個人的には考えています。

他人のことを考えずに自分のことしか考えない人がいたら、嫌ですし職場の空気というのは当然のことながら悪くなります。

職場の空気が悪くなれば、当然その空気というのはそこで働いている従業員に伝わり、職場の空気は悪い連鎖が働いて、常にみんながイライラしていて怒号が飛び交うような悪い職場になってしまうでしょう。

この現場ではリーダーをはじめ、社員全員が「互いのことを思いやる」ことを考えていてくれたため、本当に働きやすい場所だったなと今でも思います。

周りの人のことを考えられない人は多い

このブログではいくつかネガティブな派遣体験も紹介しています。

やはりこのような現場では、「互いのことを思いやれない」人が多くいました。自分のことしか考えずに仕事をするため、結局立場の低い派遣社員やバイトは立場が上の人に利用されるような体制になっています。

「利用される」といったことに対して、好きな人はいないでしょう。給料が高いなど待遇が良いのであれば、「利用される」立場を進んで引き受ける方もいるかもしれませんが、残念ながらそのような良い待遇はめったにありません。

個人的にはこのような体験をして、この現場で出会った人たちは反面教師にして、今回紹介した現場で出会ったような人たちのように「互いのことを思いやれる」人になろうと思うようになりました。

日本に限らず、どの世界においても働きやすい職場、働きにくい職場があるとは思いますが、少しでも多くの人が働きやすいと思える職場が増えていくことを願っています。